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企業としても、従業員個人の思いとしても何か役に立ちたいー。能登に寄付と支援を実施。

DAC未来サポート文化事業団(みらさぽ)の池田です。
この度の令和6年能登半島地震で被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
震災に遭われた方々に対して、企業としても、私たち従業員個人としても、何か少しでもお役に立ちたいという思いから、年始より内容や方法を探ってまいりました。この度、最初に予定していた支援を全て実施することができましたので、みらさぽとして取りまとめをしておりました池田よりご報告させていただきます。
DACグループは令和6年能登半島地震に対して以下の支援を行いました。

① 義援金250万円を石川県に寄付
② 従業員から募った85万2,000円を名古屋工業大学「令和6年能登半島地震被災地への簡易住宅(インスタントハウス)設置支援」へ寄付
③「全国各地のお菓子を集めて、能登においしい笑顔を届けよう!」プロジェクトの実施
④ 従業員による現地での炊き出しへの参加

 

①義援金の寄付
DACグループ各社より総額250万円の義援金を、「石川県令和6年能登半島地震災害義援金」口座へ寄付しました。

②各社の従業員からの募金を、インスタントハウス設置支援に寄付

募金箱などで社員の寄付を募りました

簡易住宅(インスタントハウス)は、名古屋工業大学の北川啓介教授が東日本大震災をきっかけに考案したもの。ウレタン製の屋外用(原価15万円)と段ボール製の屋内用(同1万円)があり、断熱性や耐風性に優れた屋根のある「家」です。駐車場や空き地、避難所内に設置され、被災者の皆さんが安らぐことができる場所となっています。震災が起きてすぐ、インスタントハウスの記事を目にして、被災地の皆さんに必要なことだと感じました。求められていることで少しでも力になれたらということと、社員の皆さんにとっても何に貢献できたのかが見えるほうが自分ごとになり、募金が集まるのではと思い、こういった形をとりました。DAC各社では1月下旬から2月初旬にかけて社内に募金箱を設置。従業員有志から集まった総額85万2,000円を同大に寄付しました。「この一万円で一棟立つなら」と募金をしてくれた従業員もいました。従業員で同じ思いで一緒に取り組めたことが良かったと思っています。

③「全国各地のお菓子を集めて、能登においしい笑顔を届けよう!」
DACのお取引先である全国各地の食品・飲料メーカー様9社から支援物資をお預かりし、被災地(志賀町・穴水町)に社員8人が合計60箱を直接お届けしました。お土産として有名な銘菓をはじめ、ご当地のお菓子やお土産が多く集まりました。

名古屋よりハイエースで運搬

長年、全国の観光ソリューションに携わってきたこと、たくさんのお取引様がいることなど、DACグループだからこそ実現できることは何かを考えました。今回の震災は復興に時間がかかると聞いていたので、しばらくの間、被災者の方々は旅行や観光を楽しめる状態ではないだろうなと思い、せめて色んな地域の美味しいお菓子を食べていただき、少しでも心が安らいでくれたり、旅の気分を味わってもらえたらなとこのプロジェクトを考えました。東日本大震災の際の「ストレスの多い避難生活の中で、甘いものに心がほっとした」という経験談を聞いたことも大きな理由です。
期間も短かったため、どれだけ物資が集まるか心配でしたが、北は北海道から南は沖縄まで多くの企業様にご協力いただきました。
私たちの意図も汲んでくださり、被災地の皆様に喜んでいただけそうな素晴らしい商品をご提供いただき、本当に温かいお客様に恵まれているなと感じる機会にもなりました。

デイリー・インフォメーション中部の倉庫と会議室を借りました。社員用の冷凍庫も炊き出し用の物資でいっぱいに。

④現地での炊き出し参加
物資を届けた足で、輪島市内で行われた炊き出しに全員で参加しました。NIKI Hills Wineryの永井シェフが、今回のために考案してくれた「北海道産知床どりのクリーム煮込み」を調理。会場に集まった輪島の皆さまに提供させていただきました。ご希望の方にはフラッグシップワイン「HATSUYUKI」も味わっていただきました。

当日は雨と強風の中、少しでも心も体も温まってほしいという思いで作りました。

今回の一連の取り組みは、地域に関わる仕事をしている私たちが、自分たちだからこそできることで、何かお役に立ちたいという気持ちから始まったものです。

タイトな日程の中、スケジュールを調整し、自ら進んで物資を運び、炊き出しに参加してくださったデイリー・インフォメーション中部の佐野さん・佐々木さん・森川さん・河合さん、デイリースポーツ案内広告社の佐藤さん・田島さん、NIKI Hills の永井さん、DACホールディングスの川﨑さん、本当にお疲れ様でした。
また、物資を提供いただいた企業様と、取りまとめや窓口を担当してくださった社員の皆さんにも感謝申し上げます。

「段ボールの個数は…」「それを積める車種は…」「高速料金は…」等々の確認をしながら限られた予算の配分を決める一方で、社員が安全に支援活動に携わり、無事に戻ってこられるように、許可や保険の申請なども必要で、過去に経験がないことだったので、調べながら一つずつ進めていきました。
今回のような支援が必要になるような機会がないに越したことはないですが、もしまた非常事態が起こった際は、今回の経験を生かせるようにしたいと思います。

DACグループのバリューである「DACイズム」にある「利他の精神」に基づき、今後も私たちにできることは何かを考え行動してまいります。
今回現地に行ったメンバーだけではなく従業員の皆さんには、今回の内容を把握してもらい、今後も被災地の支援に心を寄せてもらえたらと思います。


現地の詳しい状況など、参加した社員の話も来月に掲載予定です。
一日も早い被災地の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

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