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DACグループ思い出リレー #2 石崎智一郎編<前編>

前回の石川代表からバトンを受けたのは株式会社ピーアール・デイリー常務取締役の石崎智一郎さんです。「今一番勢いがある」と石川代表も太鼓判を押す石崎さんにはどんな思い出があるのでしょうか。
2回にわたってお届けします!


まっすぐな思いに向き合い、思いをぶつけられる場所

「思い出」と言われるとちょっと違うのかもですが、その言葉を聞いてイメージされるのは「駆け抜けてきた充実感」です。

入社して22年が経ちますが、昔から結果を出すために周囲との摩擦を恐れないタイプで。思えば上司や部下に非常に恵まれていたなと感じます。

まっすぐな思いに向き合い、思いをぶつける場所を作ってくれる上司がいたことは本当にありがたかったです。

ずいぶんと昔の話になりますが、社員を採用する際、最初は契約社員として入社してもらい、3ヶ月で結果を出せなかったら正社員にはせず契約更新しないということがありました。

当時、チームを持っていた私の下にA君が入社してきました。もうすぐで3ヶ月経とうというとき、結果が出ていなかったA君には会社から「契約更新しない」という判断が下されました。一方で、同時期に入社したB君は似たような成績ながら、「人当たりが良い」という理由から正社員になるという話が聞こえてきました。

私のA君はとても頑張っていて、これからもこの会社で働きたいという意思をもっていたこともあり、その判断に納得いかなかった私は上層部に掛け合いました。
私も若かったので、感情が爆発してしまい、話を聞いてくれようとした上司にも噛み付いてしまうような状況でした。
そんな仕打ちをしたにもかかわらず、上司たちは上層部を説得してくれて、A君が会社に残るための条件を引き出してくれました。それが、

「今日(月末最終日)中に1本、何でも良いから契約を取ってくること」
でした。

正直いって、非常に厳しい条件でした。
チームメンバー全員を呼んでその条件が出たことを説明しました。

「お前たち、このままで終われるか?」

全員答えはノーでした。

そこから役割分担し、全員でA君の1本の契約のために動きました。
午後イチで飲食店のアポが取れ、私が同行しその店舗に伺うことになりました。

行きの電車のなか、土下座でも何でもしようと覚悟していました。

店主はもともと求人を出す予定で、すぐに「出すよ」と言ってくださり、拍子抜けしたことを覚えています。

店を出た瞬間、A君とハイタッチ。

なんだかんだで一体感ってこういうところから生まれるなと思いました。

「伊藤をください!」〜家族のような関係性〜

今では執行役員になっている伊藤君ともいろいろと思い出がありますね。

彼が新卒で入社してきたころ、態度が悪いと評判で(笑)。

チーム決めのときに一番人気がないだろうと思って、最初に「伊藤をください!」って声を上げました。

たしかに態度は悪くて、直さないとダメだなと指導しました(笑)。

評判が悪かったからこそ、誰よりも先に達成させたくて、なかなか厳しい状況でしたが諦めずに一緒にがんばったことがありました。

今だと問題がありそうですが、当時は毎晩遅くまで仕事しては飲みに行って、週3〜4日くらいカプセルホテルに泊まっていたこともありました。ご両親にも心配かけないように私から電話したり。彼の家族の中でも私はおなじみになっていたそうで、結婚式では、お父さんからも「何かあればぶん殴ってもらって構わないんで」と言われました(笑)。

そんな感じで長い間一緒に仕事をしてきた部下とも本当に家族のような関係性を築けています。会社を良くしたいという思いからぶつかり合うこともありますし、外から見ると厳しいチームに見えたかもしれません。
でも「一生懸命」同士のぶつかり合いに変なものは生まれません。自分は部下のために100%の力で動くし、その分部下も100%の力で応えてくれるといった信頼関係ができていると思います。


前編はここまで。後編は石崎さんに訪れた転機についてです。
石川代表とのドラマチックなエピソードに乞うご期待!

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