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「有機栽培」って聞くけれど… 体がよろこぶ食生活って?

こんにちは!DACホールディングスの安全衛生委員会、佐々木です。
 
今月の『月刊ナイチンゲール』は、“体がよろこぶ食生活”についてです。

一部の社員には「山男」として知られている私ですが、実は最近家庭菜園に転向し、年間48種類の野菜をつくっています。
その中で、「体がよろこぶ食生活」について意識するようになりました。

見た目も楽しい野菜たち(イメージ)

有機栽培って?

皆さまは「有機栽培の野菜」と聞いて、どんなことを想像しますか?
「高いけれど体によさそう」。そんなことを考える方が多いのではないでしょうか。
 
有機栽培とは、化学肥料を使わずに、微生物などの土のもたらす栄養で栽培する農法です
 
まるで産業革命のように、化学肥料によって人類は食料を大量に生産することができ、人口増による食料需要を支えてきました。
昔ながらの有機栽培は、一時忘れ去られていたものの、近年はアレルギー問題や食の安全意識の向上の観点から、見直されてきています。

ただし、化学肥料の栽培に比べてかなり手間(コスト)がかかることから、「食の安全を買いたい」という需要がないと、作り手も増えない実状があります。

体で「発酵」?

もう一つ、知っていただきたいことは、私たちの体の中にも微生物が棲んでいるということ。土と同じように、体に必要な栄養素を生み出し続けている黒子的な存在なのです。

体では、土と同じように発酵が行われています

私たちの内臓では栄養素を取り込むため、主に
〈胃〉 溶解
〈小腸〉 吸収
〈大腸〉 発酵

といった仕事をしてくれていますが、
 
特に注目したいのが、
〈大腸〉 発酵 です。
食物繊維を微生物の力で発酵させて、栄養に変えている作用です。
甘いものばかり食べなくても、栄養は摂れるのです!
 
微生物が土を栄養に変えるように、微生物が体に栄養を与えてくれている
ありがたや---
 
だから、有機栽培がいいけれど…高くてたまにしか買えないとしても…
体がよろこぶ食生活をしましょう!!

【結論】

食物繊維を食べましょう!!
お米(玄米◎)、お芋、大豆、野菜…など

焼き芋もおいしくなる季節ですね

おなかの調子にもいいですよー =3=3=3

この内容は、「『土と内臓』 微生物がつくる世界 デイビッド・モンドメリー著(築地書館 2016年刊)」という本のレビューです。地元農家のご主人に購読を勧められました。ご興味がありましたら、おすすめいたします。
自身の庭のガーデニングと、自らのがん体験から、土壌と人体を取り巻く微生物が、わたしたちの生命にとって欠かせない役割を果たしていることを、噛み砕いて論じています。

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