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作品から知るLGBTQ

こんにちは。ダイバーシティ&インクルージョン推進委員会(以下D&I委員会)の藤部です。
ようやく涼しくなってきた(?)10月(長い夏でしたね・・・)、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

24年度、D&I委員会では
【LGBTQに関して社員一人一人が『適切な認識を持っている状態』を目指した取り組み】
を行っております。
セクシャリティにかかわらず自分らしさを大切にしながらイキイキと働ける環境(会社)になることを目指し、この取り組みを始めました。

そして今月から定期的に、【LGBTQ】について知るための記事を公開させていただくこととなりました!
まずは『知る』ことからはじめ、『適切な認識』に繋げていただければと考えております。
読んでくださる皆様の『知る・考える』きっかけになれたら嬉しいです!
ぜひ最後まで読んでみてください(^^)

さて。
第一回目は、興味を持っていただきやすい身近な(?)お話しからご紹介いたします!

ドラマが好きで毎シーズン必死で見ているのですが(民放、NHK、サブスク系など様々…)、
ここ最近、LGBTQをメインテーマとした作品が増えてきたように感じます。
特にテレビでは、2016年に放送が始まった『おっさんずラブ』をきっかけに門戸が広がったような印象です🤔
第一回目は、LGBTQをテーマにしたドラマなどの作品をご紹介していきます!

1|きのう何食べた?

弁護士のシロさんと美容師のケンジのふたりが2LDKのアパートで暮らす毎日を、食生活メインに展開する物語。(原作は漫画です!)
ふたりはいわゆるゲイカップルで、真面目なシロさんと明るいけどややだらしないケンジの凸凹なやり取りが面白く、また1話完結型なのでプレッシャーなく見れる作品です!
ゲイバレしたくないシロさんと周囲にカミングアウト済みのケンジのそれぞれの価値観の在り方や、家族・友人・同僚との関わり方など、多角的に見て知れる作品です。
そんな感じなのでたまにキャラクターの気持ちに合わせてズンっと重い気持ちになってしまう回もあるのですが、基本的には面白いふたりやそれぞれの周りの人の絡みと美味しそうなご飯を楽しみながら見れる、非常~~~~にバランスの良い作品です!
ちなみに、シーズン1→スペシャルドラマ→映画→シーズン2の順番で見てもらえると、ふたりの心境や関係性の変化にも気付けて作品に対する愛情がより深まります🥺

配信中:Netflix/Hulu/U-NEXT/Amazonプライム/FOD

2|作りたい女と食べたい女

東京でひとり暮らしをする派遣社員の野本さんが作ったご飯を、その隣に住む大食いの春日さんが食べる、こちらも『昨日何食べた?』同様に食・住をベースに物語が進みます。(こちらも漫画原作です!)
野本さんは、自作弁当を食べている姿を見た男性社員から「女子力高いね~。良いお嫁さんになるよ!」と言われて「ん?お嫁さん?」と違和感を感じる人。春日さんは、強めの男尊女卑思想の父親によって何でも「女なんだから」と抑圧的に育てられた過去を持つ人。ふたりの背景だけですでにストーリー性を感じます・・・。
そんなふたりが食卓を共にする中で、シーズン1で育まれたのは友愛メインのような感じでした。(作りたい女の方の野本さんは、恋愛感情自体には気付いている?)
ふたりが恋愛関係に発展するような、セクシャリティな話題がメインになるのはシーズン2からです。
「私のこの気持ち…もしかして…?(モヤ」と、『相手に対する感情』に気付いて向き合うところはよくある恋愛ドラマと一緒ですが、それだけでなく、自覚していなかった『性的指向』に対しても向き合って認めていくところがこのドラマの見どころです!(強めの個人的意見)
気持ちが次回に続くのでモヤっとした気持ちで終わることもあるのですが、なんとこのドラマ、1回15分なので大っっっ変見やすいです。そんなところもおススメポイントのひとつです!

配信中:U-NEXT/Amazonプライム/NHKオンデマンド

3|恋せぬふたり

『アロマンティック・アセクシャル(アロマセク)』という恋愛的指向の咲子と高橋が出会い『家族』になっていく物語。(NHKオリジナル制作!)
物語は、恋愛を前提としたコミュニケーションに馴染めず「自分って変かも…」と悩んだ咲子が”あるブログ”と出会って『アロマセク』という恋愛的指向と出会い展開していきます。
自身が『アロマセク』と気付き安心したけれど周囲の理解が得られず悩む咲子を中心に物語は進んでいきます。
「私こういう指向性なの!理解してよ!」と周囲にストレートに発信する咲子に対し、アウティングをせず安寧の暮らしを続けたい高橋の両極端な感じに、考え方の『多様性』を感じます。
また、咲子が色んなセクシャリティの人たちが集まるイベントに参加して指向性や考え方の『多様性』を知る場面があるのですが、咲子が無知な状態だからこそ、知らない視聴者にも寄り添った作品だなと感じる印象的なシーンです。
物語としての面白さはもちろんのこと、「こんな指向性、こんな考え方があるんだ」と、学びを得ることが多い作品です。

※『アロマンティック・アセクシャル』・・・
他者に恋愛感情も性的欲求も抱かない恋愛的指向の人を称する用語。
似た用語に、恋愛感情は抱くが性的欲求は抱かない『ロマンティック・アセクシャル』がある。
配信中:U-NEXT/Amazonプライム/NHKオンデマンド


いかがでしたか?
今回ご紹介した作品は実際に私が見たものを集めたので、紹介なのか感想なのか、という内容になってしまいましたが(笑)、
興味を持っていただけたら是非、作品を配信しているサブスクからご覧ください(^^)

次回は、教育編です!
玩具やアニメなど、子供向けの商品・サービスから発信されるLGBTQについてご紹介します。
第2回目配信もお楽しみに(^^)/