クランプというカルチャーを知ってもらいたい!クランプ ダンスDAC No.1 萩野和剛<後編>
前編ではクランプ を始めたきっかけやダンスが仕事につながったことなどのお話がでました。後編ではクランプダンスというカルチャーについて、萩野さんが熱く語ってくれています。前編に引き続き、インタビュアーはESDの佐々木さんです。
仕事とダンスとの相乗効果。仕事もダンスも絶好調です!
佐々木:モチベーションの部分でも仕事に良い影響を与えているようですね。
萩野:仕事を頑張る理由になっていますね。仕事なんで辛いときもありますけど、そんなときに支えてくれたのがクランプダンスでした。今の環境って一番自分に合っているのかなと思っているんです。例えば、ダンス一本で食べていく方法もあるだろうし、逆にダンスはいったん休んで、仕事に集中するという方法もあります。
でも仕事を頑張りながら、オフは切り替えてダンスを頑張るというスタンスが自分には合っていると思うんです。相乗効果になっているんじゃないかなって。
佐々木:良いですね!じゃあ今は萩野和剛絶好調って感じですか?
萩野:絶好調ですね!最強です(笑)。
ちょうどコロナ前くらいに仕事もダンスも自分の中で掴めた感覚があったんですよね。
佐々木:入社したてくらいのころから不安定なところはないなという印象でしたけどね。
萩野:成績の部分では不安定だったことも全然ありますよ!でも表には出さないようにしていました。落ちるのって簡単だけど、全然良いことないじゃないですか。周りにも悪い影響を与えてしまうし。「仕事だし、ここは食いしばってやるしかないよな」と思いながら大丈夫な自分を演じているというか。
佐々木:素晴らしいですね!その若さで。ダンスで培われたのかな。
萩野:そうですね。クランプの北海道シーンでトップで引っ張ってきたからというのがあるのかもですね。
昔は気にしすぎたり、ビビリで落ち込みやすいところもあったんです。でも全てを良い方向に変えてくれたのがダンスだったということですかね。
クランプというカルチャーを知ってもらいたい!
佐々木:DAC No.1になったことをDACでどう活かしていきたいですか?
萩野:そうですね。(前編でもあるように)改めて自分の大事にしている活動が仕事を頑張る理由になることもあるということを発信したいです。また、今回のような発信をすることで、クランプを知ってもらって、ダンスするかしないかではなく、クランプというカルチャーにひとりでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。すごく大事なことがつまっているんですよね、クランプって。
佐々木:確かにあまり知られていないですよね。協会みたいなものってあったりするんですか?
萩野:そういうのはないんですけど、日本にクランプを持ってきた人がまだ現役でやっていて、その人がリーダー的存在ですね。チームのことをファムっていうんですけど、一つのファミリーとして、名前を受け継いでいくんですよ。その方はロサンゼルスでクランプを始めた人のファムで、その名前を継いでいるんです。
佐々木:へー!そういう文化なんですね。じゃあ萩野くんの名前を受け継いだ人がいるってことですか?
萩野:はい、いますね。僕は少なくて、二人くらいなんですけど。
佐々木:それって、いきなり「今日から俺の名を継げ!」みたいなことになるんですか?
萩野:バトルをするんですよ。ストリートバトルでお互い踊り合って、それで分かち合えたらという感じです。
佐々木:かっこいい!萩野くんにとってこれまで忘れられないバトルってありますか?
萩野:いっぱいあるんですけど、大学生のときのストリートバトルですね。僕の相方みたいな人がいるんですけど、そいつと戦ったときのが一番思い出深いですね。
一時間とか二時間くらいずっとバトルをして、もう二人の会話みたいな感じで。
その間周りで見ている仲間が声を出して煽ってるんですけど、これもまたクランプ特有の文化で「ハイプ」というんですけど、応援したり見守ってくれたりという意味合いです。
佐々木:仲間同志の絆を大切にするという感じですね。
萩野:そうですね。「感謝とリスペクト」という言葉を大切にしています。人、クランプに出会えたこと、この環境全てに感謝を忘れないようにして、相手を尊重するということ。リスペクトありきのバトルなので、終わったあとはしっかりと握手します。
クランプは対「人」なんですよね。ただのダンスではなくカルチャーという側面が強いので、北海道のクランプシーンではこの言葉「感謝とリスペクト」を大事にしようといつも話しています。
佐々木:素敵ですね。
萩野:お客さまと話すときにもとても意識していることですし、それが仕事に生きているなと思います。
佐々木:クランプに興味が湧いてきますね。この発信を通して、「教わりたい!」とか「実は自分もクランプをしている」という人が出てくるかもですね。
萩野:そうですね!興味を持って知ってもらえるだけでも嬉しいですが、そうなったらすごく嬉しいです!
佐々木:でもナンバーワンの座は譲らないって感じ?
萩野:いやいや、そんなことはないですけど・・・(笑)。北海道シーンでは一番は譲れません!!
佐々木:今回のお話を聞いて、萩野さんのクランプ愛と北海道愛も伝わりましたね!ありがとうございました!
萩野さん率いる北海道を拠点に活躍するNORTH BUCKにご注目ください!
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