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DACグループ思い出リレー #36 浜田貴弘編〈前編〉

前回、デイリー・インフォメーション九州の本村さんからバトンを受けたのは先日デイリースポーツ案内広告社の社長に就任したばかりの浜田貴弘さんです。これまでどういう思いを持って仕事に臨んでこられたのか、本村さんはこれまでの思いの軌跡を知りたいということでしたが、どんなお話がきけるんでしょうか。3回にわたってお伝えします!

入社前のお話

私がDACに入社したのは約25年前のこと。中途入社でした。
DAC入社前はスポーツ用品を販売する会社に勤めていました。
もともと、足にも自信があったり(中学生時代100m走で東京都1位になったことがあります)、高校時代までラグビーをやっていたりで、大学に入ったときに何かのプロスポーツ選手になれないかなと思っていたんです。
まずゴルフ部に入ってみました。今でこそゴルフは得意になったのですが、当時は全然上達せず、3ヶ月くらいで180打も叩いたりして、「もうやめよう」となりました。

今ではグループ内でも屈指のゴルフの腕を持つ浜田社長

そこでスノーボードを始めました。インストラクターをできるくらいの資格を取りましたが、プロには程遠く、好きなスポーツ用品に関わる仕事ということで、その会社に入社したんです。

社会人になるときに思ったのは、やりたいことはなんでもしたいし、行きたいところにはどこでも行きたい、勉強もしたいということ。そのため、大きな評価をもらいたかったし、お金も稼ぎたいという気持ちもありました。
ちょうどナイキのエアマックス95やエアジョーダンの全盛期で、一人で一日300足、約450万円を売ったことがありました。準備も含めて結構大変だったんですけど、販売の仕事って1円のインセンティブもつかないんです。
それでも昇給があればとも思っていたのですが、2年目になるときに社内の試験を受けて合格したのに、2500円の昇給しかありませんでした。
この会社にいても未来がないかなと感じ、辞めることを決意しました。

DACグループに入社!

次は実力主義で頑張った分だけ評価してもらえる仕事をと思い、「営業」という仕事に目を向けました。金融、高級車、住宅・・・色々考えましたが、広告がいいなと思った理由は、自分のアイデア次第で限りのない、無限の評価を勝ち取れると思ったからです。
当時、求人広告に出ていた「120名の社員、仕事を楽しむ!」というコピー、楽しみながら仕事をするという石川代表の理念に引かれて、「楽しみながら稼ごう!」DACグループへ入社しました。
ピーアール・デイリーでの入社でした。
インセンティブもたくさんつくという話でしたが、実際に入社してみたらそれほどではなく、最初は騙されたと思いました(笑)。
それで意見を言いに行った先が石川社長でした。
そこで言われたことが、
「お前が優秀で結果を出し続けるなら評価してやる」
ということでした。
実際にその場だけの話ではなく、1年で主任、2年で係長、3年で課長と毎年のように評価していただき、昇進することができました。その分本当に忙しく、毎日23時半まで働いていました。今考えれば、すごくブラックでした。(20年以上前の話です)

DACイズムを実感した出来事

2年目には大きなクライアントができて、求人広告で毎月たくさんのご予算を頂いていました。
当時のDACではなかなかないくらい大きなご予算をいただいていたのですが、とても手間がかかる案件で…。
その当時はクリエイティブを担う人材が非常に少なくて、担当営業がクリエイティブも考えないといけないということが多くありました。
そのクライアントからは、一つの原稿につきパターンを3本求められました。毎週10本の入稿があって、それを3本ずつ合計30通り考えないといけない、しかも募集職種も変わらず、そこまで特徴があるものでもなかったので、ネタも尽きてきます。
他の営業活動もしながらレイアウトを考えたりして毎日23時半くらいまで仕事をしていました。夜遅くなるとサウナなんかに泊まったりして。深夜1時までに入ると朝6時にワイシャツをクリーニングしてくれるサービスがあって、とても重宝していました(笑)。
平日はほとんど家に帰らず上野にいました。

でもそんな生活、長続きはしません。
1年間頑張りましたが、だんだん続けることが苦痛になってきて、精神的にも追い込まれ、当時の上司に相談しました。ところが、毎月多くのご予算を頂いているので、「いいクライアントだから頑張ってほしい」と言われました。
会社としては当然ですね。安定して売上も利益も見込めるのだから。
思い悩んで、追い込まれていたときに石川代表と話す機会があり、相談しました。
「その仕事はやらなくていい」
石川代表からはそう言われました。社員がそんなに悩んでしまうような仕事ならやらなくても良いということでした。売上よりも社員の健康を大事にしたいという考え方です。
入社してまだ2年目3年目の若手社員にも「社員第一主義」を適用してくれていると感動しました。DACイズムを石川代表自身がジャッジメントのなかで実践されていると感じた瞬間でした。結局、クライアントは当時のPRDのトップセールスに引き継がれ、1年後、予算1億越えのクライアントになりました。

1999年の新入社員歓迎会での出し物をする浜田社長

前編はここまで。
中編は浜田社長が会社を辞めようと思った時のお話です。
浜田社長にそんなときがあったなんて!
乞うご期待ください!


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