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コロナ禍を経てどんな変化が?キャリアに関する社内アンケートをとった結果こんなことがわかりました。

こんにちは。DACグループ広報課の堀岡です。
DACグループのダイバーシティ&インクルージョン推進委員会(以下D&I委員会)と広報課では「ミライヲツクル」という社内プロジェクトを進めています。
これは、社員一人ひとりがイキイキと働ける環境づくりや社員に「DACの未来を作るのは自分たち自身」というマインドを持ってもらうことを目標に様々な社内企画を実施していこうというものです。
2019年に初めて実施し、アンケート調査、座談会などをおこない、その内容を冊子にまとめ、社員に共有しました。2022年度のDACグループの年間標語が「Create the Future!~ミライヲツクル~」ということもあり、メンバー内で「またやりたい!」という話になり、今年度も実施することになりました。

2019年に実施した「ミライツクル」企画をまとめた冊子

今回はその一環として実施したアンケート結果の一部と、そこから見えてきたことをご紹介させていただきます。
※あなたの未来への意識調査【調査時期:2022.4.28-5.9 回答数:398(回答率61.4%)】
※社員の皆さんにはアンケート結果の詳細版を7月発行の紙の社内報にて共有いたします。

2019年-2022年で「キャリアプラン」「キャリアについて考える理由」に大きな変化はない

コロナ以前の2019年と2022年では大きな違いがなかったことがわかります。

同様にキャリアについて考える理由についても割合はほとんど同じでした。

一方でキャリア観に変化があった人は大多数に

変化がなかった一方で、新たに追加した設問「コロナ禍を経て、自身のキャリア観に変化はありましたか?」では変化があったと答えた人の割合が非常に大きくなりました。

「大きく変化があった」「多少変化があった」合わせて65.6%と大多数の人に変化があった

キャリアプランまでは影響していないけど、「働き方」や「働くこと」に関する価値観が変わった人が多くいたということでしょうか。

コロナ禍以前と今では働き方や働く意識にどんな変化が・・・

「働きやすくなった」と答えた人が一番多いという結果に。また、「これまでよりも短時間で働けるようになった(残業が減った)」の回答数が「これまでより長時間働いている(残業が多くなった)」と回答数を大きく上回りました。「働きにくくなった」と答えた人は1割に満たないという結果になりました。

働きやすくなった理由は?

  • テレワークが推進され、一人一人に合った働き方を認める風潮ができ、環境が整備された

  • 出張の激減、会議の短縮などで生産性が上がったように感じる

  • web商談も増え、外出する必要が減り時間を効率的に使えるようになった

  • 環境が変わったからこそ、どうすれば仕事を楽しんで取り組めるかやコロナ禍だからこそできることを実行していこうという気持ちで仕事に取り組むようになり、やり甲斐が増した。

  • 通勤に1時間半~2時間かかるので、その時間はテレワークの際有効活用できているから

  • システムの整備、会議方法、社内の雰囲気など、場所に捉われない働き方が進んだ為。コロナ全盛期に比べると在宅勤務は減りましたが、コロナ期に「いつでも在宅に切り替えられる状態」を作ったことが大きかった

  • 短い時間で業務を遂行する考えが世の中と社内により浸透した気がする

  • 働き方に多様性がでてきたので、働きやすくなった

圧倒的に多くの人が「時間の有効活用」ということを理由に挙げました。確かにテレワーク、オンライン会議など世の中的にも大きく変わりました。テレワークの頻度というよりは、「状況によっては出社せずに仕事ができる環境がある」ということが働きやすさの理由になっている人が多いように感じます。

一方働きにくくなったと回答した人の理由は、

  • 制限が増えた

  • テレワーク推進などにより、業務のスピードが遅くなる、効率が悪い

  • 出社すると感染リスクが高まるので、不安を抱えながら働いているから

  • コミュニケーションを取りづらくなったため

  • 仕事の減少と共に業務も減ったが、仕事の好きなところも減って、違う種類のストレスが増えた

  • 市場に変化があったため

などがありました。たしかに業務によってはテレワークでは効率が悪くなるというのは経験値として多くの人が感じていることではないでしょうか。
また市況により働きにくさを感じている人も。
「働きやすくなった」と回答した人と比べると理由を回答してくれた率はかなり少なく、「なんとなく働きにくくなった」と感じている人も多いのかもしれません。

働きやすくなった人は生産性を意識している人

最初に公開したものは数字が間違っておりましたので差し替えています(6/21)

「コロナ禍以前と以降でどのように気持ちや意識に変化があったか」というアンケートもとっています。コロナ禍以降で「働きやすくなった」と回答した人の70%以上が「効率や生産性を意識するようになった」と回答しています。つまり、働きやすくなったと感じている人のほとんどの人は効率や生産性を意識して働いているということになります。「逆に柔軟な働き方で気持ちが楽になった」と回答している人は全体よりも少ないという結果に。(グラフの数字が一部間違っていました!失礼しました!6/21修正)「柔軟な働き方ができるようになり気持ちが楽になった」と回答した人も全体より多くなりました。「働きやすくなった」というのはただ「楽に働けるようになった」というわけではなく、「効率よく働くことで生産性高く仕事ができるようになった」と言うことでしょうか。働きやすくなったと感じている人は生産性高く働く工夫をしているということが言えそうです。

これから先、どこでキャリアを築きたいか

この項目は2019年にもアンケートをとりました。コロナ禍でどのように変わったのでしょうか。
結論から言えば、こちらも大きな変化はありませんでした。
この先もDACグループでキャリアを築きたいと答えてくれた人がコロナ禍を経ても変わらず6割近くいたことはとても喜ばしいことでした。
こちらも自由回答で理由を聞いています。

理由は「働きやすさ」「チャレンジできる環境」など

これからもDACグループでキャリアを築きたいと答えた方の理由で一番多かったのが「働きやすい環境」関連でした。
特に女性が働きやすい環境が整っていることを挙げる人が多くいました。
女性の働きやすい環境づくりは30年以上前からDACグループが力をいれてきたことで、やはりここに魅力を感じる人が多いようです。

DACグループには「女性」だけではなく様々な環境に置かれた人が、より効率的に、生産性高く働けるよう整備された「DAC WORKING STYLE制度」というものがあります。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、是非ご覧ください。

その他の理由は多岐にわたりますが、
「チャレンジできる社風」
「結果を出せば評価してもらえる」
「DACismに共感している」
「人間関係」
「DACが好きなので」
といった理由が目立ちました。

DAC以外の場所でキャリアを築くことを考えていると回答した理由としては、「将来やりたいことがあるから」「知見を広げたいから」「違う環境に身を置いてみたい」などがありました。「将来に不安を感じる」などネガティブな意見も多くはありませんが一定程度あり、この辺りは会社の課題としてもう少し掘り下げていく必要がありそうです。

「働きやすさ」とエンゲージメントは関連している?

「コロナ禍以前と今では働き方にどんな変化がありましたか?」という問いで「働きやすくなった」と答えた人と「働きにくくなった」と答えた人ではエンゲージメントに違いはあるのでしょうか。

「働きやすくなった」と答えた人は今後のキャリアをDACグループでと考える割合が多く、「働きにくくなった」と答えた人はその割合が低くなっていることがわかります。「今後のキャリアをどこで築きたいか」ということがそのままエンゲージメントにつながるわけではありませんが、関連は深そうです。「働きやすくなった」と答えた多くの人が上述のように生産性高く働く工夫をしている人ということであれば、生産性高く働いてもらえるようなサポートや仕組みをつくるということがエンゲージメントを上げるための有効な方法と言えるかもしれません。

まとめ

DACグループは「世界で一番楽しい会社をつくろう!」を標語にしています。D&I委員会では、どこでキャリアを築くかを問題とするのではなく(もちろんDACグループだと嬉しいですが)、一人ひとりが前向きにキャリアを捉え、今、そして未来に向けてイキイキと自身の能力を発揮し仕事をするための場所がDACグループでありたいと願います。
そうなるために、まだまだできることはありそうです。
今回見えた課題に向き合い「ミライヲツクル」プロジェクトでも様々な企画を考え、実施していきたいと思います。

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