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DACグループ思い出リレー #1 石川和則編

はじめに

DACグループは2022年10月1日に60周年を迎えます。
その60周年に向けた企画として「DAC思い出リレー」をスタートします!
DACグループで働く人たちに、DACでどんな思い出があるのか語っていただく連載となります。
まず第一回は、石川代表から社員の皆さんに向けて、お話していただきました。

思い出リレー 石川和則編

幾多の困難と成長戦略

私が29歳で社長に就任してから44年が経ちました。

現在、コロナ禍でたくさんの企業が苦しんでいますが、この44年の間にもオイルショック、ブラックマンデー、バブル崩壊、阪神淡路大震災、リーマンショック、3.11東北地震など様々なことが起き、その度に危機的状況に見舞われてきました。

会社はその困難を乗り切らない限り歴史を繋げていくことはできません。

そのためにはどう対処すれば良いのか。私がDACの皆さんに伝えることが出来るのは、「成長戦略」つまり「攻撃は最大の防御」ということです。

コロナを含め幾多の困難は常にビジネスチャンスとも言えるのです。多くの企業が対応に追われる中、未来を見据え成長戦略に挑むことは、社員に夢と希望を与え成功する為の経験を積ませることになるのです。

SDGsという言葉は、今や聞かない日がないほど取り上げられ、企業の動向も注目されています。
持続可能な社会にするための努力とは何か。私は成長戦略こそSDGsの分母であり、キーワードであると思っています。

社員研修について

リーマンショックの頃の話です。
会社の経営状況は厳しいながら、一番力を入れていたのは「社員研修」への投資でした。
雑誌社から取材された際にもこの様な社会情勢の中、海外研修を続ける意味を問われ「成長戦略」の一環であると答えました。未来を語る時、社員の成長なくして夢を語ることは出来ません。
コロナ禍にあり、物理的な問題からしばらくは社員で集まる研修は控えてきましたが、これからは感染対策を十分にとることでDACが大切にしてきた研修を復活させていこうと思っています。

社員研修を最重要視するのは、あらゆる意味で成長戦略をとり続けなければ困難や危機を乗り越えることは出来ないと経験から学んでいるからです。
そして社員の成長こそが会社の一番の成長でもあるという信念を持っているからです。

社員第一主義の本意

DACグループは社員第一主義を標榜してまいりましたが、お客様から「顧客第一主義ではないのか」とお叱りを受けたこともあります。
もちろん「お客様より社員を大事にする」という意味ではありません。
広告会社といえば、有形の商品があるわけではなく、お客様に対応する「人」がある意味「商品」とも言えます。
つまり社員を大切にし、社員の成長を促すことがお客様へより良いサービスを提供することに繋がると信じてまいりました。

DACグループは「成長戦略」とともに人の為に役に立つ、そして社会に貢献する「利他の精神」を行動規範に掲げ、これまでの危機を乗り切ってきたことに価値があると思っています。
今回のコロナ禍も、怖くなかったわけではありません。
それでも今までの知恵と経験がDACグループにはあります。
今年、世界的パンデミックの中でV字回復できたのは、その経験と知恵が大く生きていると思っています。

先日、京都の上賀茂神社にNIKI Hills Wineryの収穫感謝祭を行うため、行ってまいりました。
その際に田中宮司様から伺ったお話が非常に印象的でした。

コロナ禍の「禍」という文字は「わざわい」という意味で使われていますが、神様の世界では人間に対して「こういう生き方で良いのか」という戒めの意味と「人間がどういう努力と工夫で乗り越えるのか」という期待を意味している言葉である

というお話でした。

私も次の人にバトンタッチする時が迫っています。
危機にあってもそれを乗り越える知恵や経験を受け継いでもらうため、最後の教育に力を入れたいと思っています。

この企画は「思い出リレー」ということで、社員にDACの思い出を語ってもらうということですが、皆さんの記事をとても楽しみにしています。

次回は・・・

次に登場してもらう人を指名するということですが、私からはピーアール・デイリーを統括している石崎常務を指名したいと思います。
今一番勢いがあり、衝突を恐れない性格はDACグループ随一と言われる石崎さん。
良いことも、悔しいことも様々な思い出があると思いますが、どんなことを語ってくれるのか楽しみにしています。


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