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DACグループ思い出リレー #24 新藤祐太編〈前編〉

前回の湯田さんからバトンを受けたのはデイリー・インフォメーション関西(DIN関西)の新藤祐太さんです。2回にわたってお届けします。


「楽しくなければ仕事じゃない」に惹かれて…

私がDACに入ったのは26年前のことです。
同期は浜田さん、関口さん、伊藤香さん、福井さんも少し時期は違いますが、同じ時期に入社しています。

ピアノをやっていて、高校卒業後、音楽大学に進学したかったのですが、落ちてしまって、ぶらぶらとしていました。
「楽しくなければ仕事じゃない」
というのは今もDACグループのスローガンにも載っている言葉ですが、当時その言葉にひかれてデューダに掲載されていたピーアール・デイリー(PRD)に応募しました。よく覚えているのですが、逸見さんに案内されてイワモトビルで社長と面接してもらい、その場で握手されて採用となりました。PRDで応募したのに、なぜかデイリースポーツ案内広告社(DAN)で入社しました。

これまでの皆さんが書かれている通り、昔のDACは決してホワイトとは言い難い企業でした。月の業績の進捗が悪いと土曜日も出社でした。まあ、もう時効なので白状しますが、実は土曜日は顔だけだして、お客さん先にいくふりをしてそのまま帰ったりしていました(笑)。そういうところが湯田さんのいう「涼しい顔して」みたいな印象につながっているんですかね。

実はピアノが得意な新藤さん。昨年のDIN関西での表彰イベントで披露。

社長の逆鱗に触れる

中部の新井社長の思い出リレーにもありましたが、新井さんが直上司のときがありました。新井さんはとても細かい性格で、正直なところ合わないなーと思っていました。
当時は手書きで売上げ報告をしていたのですが、私は適当な性格なので、1円2円とかずれちゃうんですよね。でも当然といえば当然ですが、数字が合うまで何度もやり直しさせられたりして、「うるさいなー」と思っていました。それで慎重な性格になったかといえば、全然なっていないのですが(笑)、細かくやることの重要さは自分が上司という立場になったときに実感して新井さんの気持ちがわかるようになりました。こんな適当な部下やりづらかっただろうなと…。
新井さんが書かれていた社長の高いお酒を飲んでしまったことの補足ですが、あの頃、社長室がちょっとした居住スペースみたいになっていて、キッチンとかもあって、みんなでたまに打ち上げなんかもしていました。そのときに社長室に置いてあったお酒をのんじゃうとか結構ありましたね。
多分石川社長もお酒がなくなったりしているのは知っていたと思うけど、目をつぶってくれていたのか、犯人捜しはされなかったですね。
実際はその社長室は鍵がかかるようになっていたんですけど、古いカギだから、あいちゃうんですよ。それで帰れなくなったときは社長室に泊まったり。

イワモトビル時代の社長室。ここで打ち上げができたりしました。

そういったところでは怒られなかったですが、社長の逆鱗に触れたこともあります。
そのとき、決算間近で業績がよさそうだからといって社長が備品としてデスクとかそういうものを新しく買ったりしてくださったんですよね。でも何かのトラブルとか手違いで実際はそんなに業績が良くなかったんです。そしたらみんな会議室に呼ばれて、「机買っちゃったじゃないか!!!」バーンってその机を叩きながらみんなで怒られるっていうことがありました。今だと笑っちゃいますけど、その時はめちゃくちゃ怖くてみんな引いていたことをよく覚えています。

これは報償旅行ですよね・・・?

でも当時は石川社長と社員の距離はすごく近くて、研修も直で講師をされていて、ひざを突き合わせて何時間も社長の帝王学を学んできました。私も軽井沢の研修所でそういうことを経験してきた世代です。今よりも成績優秀者が社長と行く報奨旅行なんかも多くて、海外だけではなくて、国内旅行も結構いっていました。楽しくて、思い出に残っています。その中でも強烈に覚えていることがあります。
あるとき、優秀社員旅行で那須にいくことになりました。何人かの社員と那須に行ったのですが、ある土地に連れていかれて、「ここに研修所を建てようと思う」と宣言されました。
社員も増えてきて、新しく那須に研修所をつくろうということになっていたようです。それは全然良いのですが、その土地が崖のある更地で、草もボーボーに生えていて…。
社長から「今から草刈るぞ!」っていわれて夏場に草刈りをしました。優秀社員旅行なのに。不動産屋さんも一緒にいたのですが、私がちょうど近くにいたので、「草刈りするのは良いんですが、夏場なので一週間くらいでもとに戻っちゃいますよ」って言われました(笑)。でも社長からすると、自分たちの手できれいにしたかったんでしょうね。でも暑いし、しんどいしで、たしか報奨旅行でしたよね…って感じでした。

そんな苦労もあって出来上がった那須研修所

前半はここまで。
後半では新藤さんが会社を「ばっくれた」お話や、ここまで勤続してきた理由などについてです!お楽しみに!


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