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【社員座談会】能登災害支援ボランティアに参加して

広報課の佐伯です。令和6年能登半島地震支援活動について、実際にDACグループの代表として現地に行ったメンバーにお話を伺いました。今回はデイリースポーツ案内広告社(DAN)の佐藤さん・田島さん、NIKI Hillsの永井さん、DACホールディングスの川﨑さんにご参加いただきました。

-石川県内には、DANのクライアントさんがいらっしゃるんですよね

田島 お取引のある企業様が複数いらっしゃいます。佐藤さんと私で担当しています。

佐藤 12年を超える長いお付き合いをさせていただいています。毎年、石川県の本社に伺っていて、今年も1月にご訪問する予定がありました。1月1日の地震のニュースを聞いて、真っ先にクライアントの皆さんが浮かびました。現地に対する思いはありましたが、当時はまだ伺える状況ではなくて…。3月に制限が解除されたので「行きたいね」と話をしていたところに、今回のお話をみらさぽ(DAC未来サポート文化事業団)からもらいました。「行くべき」ではなく「行きたい」と強く思いましたね。

田島 私も同じです。何度も足を運んだ土地なので。自分ができることがあれば何でも貢献したいと思っていました。今回も、炊き出しの翌日に本社に伺い、皆さんにお会いすることができました。

-永井さんには、シェフとしてみらさぽから打診があったんですよね

永井 すぐに「行こう」と思いました。NIKI Hillsのレストランの予約の兼ね合いもあって調整に時間がかかったので、飛行機の予約が完了してすぐに出発しました。出張シェフの経験はありますが、被災地に行ってということは初めてでした。

-川﨑さんはいかがでしょうか

川﨑 当初は東京本社から参加する社員を公募して、私は行かないつもりでした。私が行きたくないのではなくて、社員の皆さんに行ってほしかったので。ただ、まだ余震も続いている中で責任が取れる立場の人間が行く必要があると思い、今回は公募ではなく常務の私か前山社長かどちらかが行きましょう、となりました。

-現地の状況はどのようなものでしたか

田島 私は金沢からバスで向かいました。金沢と能登の往復に現地の皆さんが使っているものに乗らせていただいた形です。途中、崖が崩れているところや、道路自体がなくなってしまっている光景を目にしました。道が陥没してガードレールが宙に浮いているような状態だったり…。追突した状態のままの車もあって、地震の時のままなんだろうな、乗っていた人は大丈夫だったのかなと心配になりました。自衛隊や警察の車両がたくさん走っていたのも印象に残っています。

永井 ニュース映像や輪島に住んでいる友人が撮った写真を見ていたのですが、実際にその場に立ってみると、光景というより「空気」というのでしょうか…。風が吹いて燃えた後の匂いがする感じとか、ネットが普及して2次元の情報は共有できますが、そういう感覚は行かないと分からないことだと思いました。

-炊き出しをしたのは輪島朝市からほど近い「重蔵神社」でしたね

永井 風が強くて雨も降ってて気温も低くて、なかなか火がつかなかったりお湯が沸かなかったり、「予想が甘かったな」と感じたところは多くありました。でもそんな中でたくさんの人が集まってくれて、そしてDACのメンバーがとても丁寧に現地の方と接していました。僕は後ろのほうでずっと調理をしていたのですが、佐藤さんはじめ皆さんのその姿がとても印象的でした。

佐藤 NIKI Hillsの「HATSUYUKI(ワイン)」もご提供しました。現地でお酒のニーズがあることは伺っていたものの、最初は「やはり不謹慎じゃないか」と恐る恐る持っていたんです。でも輪島の皆さんのほうから「それ何ですか」って話しかけてくださいました。「北海道のワインです」と言うと、ちょっと考えて「飲んでみようかな、実はずっと飲みたくても飲める状況じゃなかったの」と手を伸ばしてくれて、そういう方がどんどん増えていきました。「今年初めて飲むお酒です」とおっしゃって、本当に喉に入っていくのが目に見えるように、美味しそうに味わっていただいた姿は忘れられません。

炊き出し場所には、多くの人が来てくれました

そしてそれはNIKI Hillsの皆さんが丹精込めて作ったワインで。あのような場面で喜んでいただけるものをDACグループとして提供できることに、とても誇りを感じました。

また、多くの人から「ありがとう」と、感謝の気持ちをたくさん伝えていただきました。「北海道から来たんです」と言うと、「北海道に何かあったら協力しに行くからね」「でも、何もないことを祈ってるよ」と仰ってくれた方もいました。皆さん被災されて大変な状況のはずなのに、相手を思う気持ちを持ち続けていらっしゃるということにすごく心を打たれました。

田島 私も、とても気持ちのこもった「ありがとう」を沢山いただいたのが、今でも印象に残っています。

川﨑 皆さんに「嬉しい」と言ってもらえたのが嬉しかったです。あと記憶に残っているのが、参加したDACのメンバーがそれぞれ自主的に「何をするべきか」を考えて動いていたこと。マニュアルがなくても「どうすればできるか」「これは危ないんじゃないか」と、声をかけあいながらその場でできることを工夫してやっていました。DACとしてのチームワークがすごく良かったと思います。

-「DACとしてのチームワーク」は、いわゆる「DACism(DACグループのバリュー)」につながってくるのかと思います。永井さんも「DACらしさ」を感じたと仰っていましたね

永井 まず「行く」って決める積極性に、DACismを感じました。あとはどれだけ人のことを思えるか。「利他の精神」につながりますが、これは重要だと思っています。「被災者」「ボランティア」って言葉を使うと、「やる側」と「やってもらう側」って構図ができてしまいます。それでは「利他の精神」という言葉自体が成り立たないなと、僕はそれがずっと引っかかっています。僕はただ、「やりたいからやる」。それが利他の精神じゃないかとこの前NIKI Hillsの皆にも話しました。僕はDACの仲間に入れてもらったのが2年前なので、まだまだ分かっていないことも多いんですけど…。石川会長もずっとDACismは伝えていますよね。

リーダーシップって、グループに1人いればいいって思うかもしれないんですけど、1人が持っているだけではきっと機能しないんです。今回は全員がリーダーシップを持っていたからこそ、難しいこともある中うまく達成することができたんじゃないかなと思います。誰かに言われなくても、みんなが自ずとリーダーシップを出せるというのは「DACismの中でみんながやっている」証明だと思います。

現地では、全員が自ら率先して動いていました

一緒に参加した佐野さんも言っていましたが、DACismって伝わらない人には伝わらないんです。でもそこを自分に落とし込めた人が、今回みたいな難局に対しても、できる方法を考えて乗り越えていける人なんだなって、この2年で感じています。本当に勉強になったし、どうやったらそうなるのか、組織の隅々までいきわたるのか?と思いました。

佐藤 「組織の隅々まで…」で言うと、個々人の根底に、共通の1つの思いがあったことが大きかったかなと思います。みんなが言葉にはしないけど、気持ちは一つだなというのは感じていました。今回でいうと、神社に到着したらもう周りは始めていて、何も準備できていない状況から始まって、でも待っている人がたくさんいて…という状況の中で、みんなが「早くやれることをやろう」というマインドだったのを感じました。周りを観察して「これが必要そうだ」みたいな想像力を巡らせながら声をかけあい続けていました。皆が個々の能力を発揮して、見えない連携が取れていたというか。

なぜそれができたかと言うと、根底にあるのは「させていただきます」って気持ちだったのかなと思います。能動的に「させてもらいたい」って思ったメンバーが集まったからこそ、指示待ちのような人がいなかったのかなと思います。

-参加してみて感じたことや、社員の皆さんに伝えたいことはありますか

田島 発生時よりだんだん能登地震のニュースも減ってきていますが、まだまだ支援活動が必要な状況ですし、風化してはいけないものだと思います。なので皆さん一人一人が現状を知って、自分なりに受け止めてもらえたら良いなと思います。さらに行動に移してくれたらとても嬉しいなと思います。

川﨑 今でも「ボランティアの手が足りない」という情報があるので、会社としてもっとやれることがあるんじゃないかな、と改めて思っています。DACの「3年目・花摘み研修」では、宮城の閖上地区で被災者の方にお話を伺う機会がるのですが、同じように風化させない・次代につなげていく、という点でも会社としてやっていきたいなと思っています。

佐藤さん、田島さん、永井さん、川﨑さん、貴重なお話をしていただきまして本当にありがとうございました。

この活動を1人でも多くのDAC社員に知ってもらおうと、みらさぽでは
・毎月1日の全社朝礼
・noteでのオープン社内報(こちら)
・毎月開催される、総務主催の社内イベント
等で、今回の物資提供・炊き出しの様子をお伝えしました。

会議室で行われた社内イベント内での展示


「人を思う気持ち」が、社員の皆さんにも届いていれば良いなと思います。





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