「知る」から始まる第一歩🌈 LGBTQ社内セミナー初開催
こんにちは。広報課の佐伯です。
先日、2日間にわたり、昼休みの時間を利用して社員向け「LGBTQ基礎セミナー」が開催されました。
D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)委員会と人事部の共催で初めて実施されたこの企画。
会社の根幹は「人」であると考えるDACは、「すべての人」が活躍できる会社を目指しています。
性的マイノリティの当事者を含む多様な人材が活躍できる職場環境を整えるための第一歩として、まずは「知る」ことから始めようと、「LGBT法連合会」の西本理事をお招きして実施されました。
1日目は「基礎セミナー」として、キーワードの説明や実例の紹介、身近に該当者がいた場合どうするか、など分かりやすく教えていただきました。
ある調査では、人口の9.7%がLGBTQだとされているそう。
「これはよくある苗字(佐藤・鈴木・高橋・田中)を足した割合よりも多いんです。皆さんの周りにいませんか?」(西本さん)
具体的な数字やイメージを教えてもらうことで、LGBTQが特別なことではなく、身近な存在だと意識できた人も多かったのではないでしょうか。
また、「LGBTQ」と「LGBTQではない」で括るのではなく、一人ひとりにSexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)があるんだよ、という「SOGI」という考え方を教えていただきました。「SOGI」という誰にでもある概念を理解することで、より「自分ごと」の延長として改めて実感できたように思います。
2日目は「管理職向けセミナー」として、マネジメントをする上で気を付けるべき発言や行動、必要な考え方について教えていただきました。
「SOGI」に対するハラスメント=「SOGIハラ」の具体的な事例や判例も紹介、ニュースで話題になった事象の「何が問題だったのか」を掘り下げて解説いただきました。「この言葉が傷つけてしまうんだ」「この単語が侮辱的な意味合いを持つんだ」とリアルに実感した人も多かったのではないでしょうか。
質疑応答では「宿泊を伴う研修の時の対応は」という質問に対し、「個別に話を聞いて、別室を用意するなどきちんと対応することが必要」と教えていただきました。
◇
身近にありがちな「男性が女性装をして笑いをとる」ことも「SOGIハラ」成立要件を満たしているとされています。実際に、同様の演出をしたプロモーション映像が「SOGIハラ」だと問題になった例もあります。
ハラスメントに該当する描写や演出を理解しておくことは、広告を扱うDACグループとして知っておかなくてはいけません。
また、同じくDACが扱っている人材の分野では、大手が続々とLGBT当事者のための就職支援サービスをローンチしています。
◇
DACグループの一員として、社会の一員として、知ることの必要性を強く実感した今回のセミナー。
各社から計50人以上が視聴しましたが、見られなかった方用にアーカイブも録っています(4/8まで)。グループウェア「デスクネッツ」もしくはD&I委員会の藤部さん(デイリー・インフォメーション関西)のメールにリンク先が載っていますので、ぜひご覧ください。