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DACグループ思い出リレー #7 岸 真澄美 編<後編>

前編では岸さんの入社から九州へ異動するまでのエピソードを語っていただきました。後編はおどろきの報奨旅行への参加や岸さんが考える「昇進すること」についてです。


アルゼンチン最南端の港、ウシュアイアに12月20日15時集合

チームでの達成旅行が楽しかった一方で、南極への“報奨旅行”も思い出深いですね。
九州に部署長として異動して、1年目のこと。みんなが頑張ってくれて、その年は良い業績が残せました。
年度末に突然石川社長から電話がかかってきて、その1年をねぎらって頂きました。年末にある表彰式でベストオブ役員(今で言う会社賞)に選ばれるとのこと。

「年末年始空けとけよ!海外旅行をプレゼントします!」

その海外旅行の行先がなんと南極でした。
「南極クルーズ」の招待枠関連で一枠(つまり一人)いけることになったんだそう。

急遽年末年始の2週間で南極クルーズに行くこととなりました。
集合場所はなんとアルゼンチン最南端の港。
福岡を出発してまず成田へ。ダラスで飛行機を乗り継ぎ、白夜のブエノスで一泊し、ローカル路線を使ったり言葉の通じないタクシーに乗ったりして、どうにかこうにか集合場所にたどり着きました。
とにかく出発地点に到着するまで本当に孤独で不安でした。こんな報奨旅行、なかなかないですよね(笑)。
でもあれがなければ一生南極には行っていないと思うので、こういうのも運だなと思いますね。

南極クルーズでの写真

昇進で感じたこと

今の社員の皆さんの中にもキャリアに悩んでいる人は多くいると思います。福井さんの「思い出リレー」でもありましたが、私が入社したときも上の人たちが少なく、キャリアを描けるような状態ではありませんでした。
描けないながらもここまで来れたのは、石川代表が環境を作ってくれたことと、同期がいたからだと思います。
デイリー・インフォメーション中部では同期の山本さん、牧山さん、田中さんが全員残っていて、20年経った今となっては自慢であり、とても心強い存在です。

石川代表がすごいなと思うのは、「女性にチャンスを」ということをずっと言い続けていることです。私が入社した頃から、入社まもない女性社員に向けて「○○さんは10年後は部長だな」などとおっしゃっていました。
その当時は部長というと「年配のおじさん」を想像して、「いやいや、ないわ~」と思っていましたが、実際に自分は入社して10年経った頃に部長代理まで昇進していました。
ただ、私自身は、そのお話をいただいたとき、「役職で仕事をするわけではないから」と何度かお断りしたと思います。
次長辺りまでの昇進は嬉しいという感情のほうが先にきていたのですが、それ以上は重いなと感じていて、不安が大きかったからです。
結果的に、上司の福井さんに「いいじゃん!(笑)」って押されてお受けしましたが、会社の格が下がらないか心配で役職はあまり外に出したくなかったですね。
そこから更に10年くらい経って、やっと今
「いただいた役職に相応しいように努力せよ」
という考え方になっています。
そういえば太田顧問から役員になったときにお祝いにジャケットを頂いたんですよ。
DIN中部を法人登記した年のことです。(コーポレートカラーをピンクに設定したのは私です)
一度太田顧問がピンクのジャケットを着られていたときに「そのジャケットが似合う人は他にいないですよ!」って話していたら、後日わざわざ同じジャケットを作って送ってくださったんです。
10年たってもまだ私にはピンクのジャケットは着こなせないので、似合う素敵な大人になるまでまだ温めているところです(笑)。

キャリアで言えば、私もいまだに模索中です。
DIN中部に戻ってきて、1年後に産休育休、復帰後また1年働いて2人目の産休育休を取らせてもらいました。そこから先日復帰したばかりなんですが、復帰一週間でこの(エールの?)バトンが飛んできました。
今期からは腰を据えてやりたいこともあり、ここからは改めて本格的にアクセルを踏んでいこうと思っています!

次回は・・・

次のバトンですが、デイリー・インフォメーション関西の北谷さんに渡したいと思います。実は前編の、「辞めるのを思いとどまった要因になった私が採用した社員」は北谷さんなんです。本当に真面目で頑張り屋さんな北谷さんのおもしろエピソード、期待しています!

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